最近お庭をどうしようか?と考えた時の選択肢として、人工芝がかなりの人気になってきております。
そんな人気の人工芝ですが、万能ではなくやっぱりいい所もあれば、悪い所もあります。
今日はそんな人工芝のメリットとデメリットについてプロ目線で何がよくて、何が悪いのか、わかりやすく解説して行きたいと思います。
<人工芝のメリット>
人工芝のメリットについて、まずご紹介しますと
- 下地に防草シートをすれば草が生えてこない(お勧めはザバーン防草シート)
- 天然芝と違い成長しないので刈り取りがいらない
- 水やりがいらない
- タイルを貼ったり、ウッドデッキをするよりも安価にできる
- 人工物なので、芝生の中に虫が住み着きにくい(人工芝の下にはいますが)
- グリーンなので見た目が美しい
- 冬でもグリーンなので年中見ていて気持ちいいい
- 昔の学校のプールサイドなどで敷いてあった人工芝と違って柔らかくて気持ちい
と、こんなにたくさんのいい所があります。
でも、人工芝も万能ではありません。残念ながらデメリットもあります。
そのデメリットを知らないまま敷いてしまうと、やっぱり天然芝が良かったと思われるかもしれませんので、次はデメリットについて解説して行きましょう。
<人工芝のデメリット>
- 人工物なので、成長しないためつながらず、継ぎ目がどうしても残ります
- 寿命があります(メーカーによって違いますが5年~10年で取り換えになります。)
- 天然芝と違って水が通っていないので、夏場、熱くなります。
- (結局夏場は水をかけて使うことになります。)
- 自浄作用がないので、わんちゃんや猫ちゃんがオシッコなどしてしまうと匂いが残ります。
- (対処方法としてはしてしまった直後に大量の水で洗い流す方法になります。)
- コーティング剤なのか、先端の突起なのか、まれに肌荒れを起こす方がいらっしゃいます。
- 裏面に穴があるので、水は通しますが保水力がないので、下地土壌の水はけがよいことが前提になります。
- 元々お庭の水はけが悪いお家の方は、人工芝工事の前に排水対策工事をお勧めします。
- まれにお隣さんや自宅窓がLOW-Eガラスの場合反射の光でコゲる場合があります。
- (施工後よく観察してコゲるようでしたら早急に対策が必要です。)
- 熱いと伸びて、寒いと縮むため、人工芝にしわができることがあります。
- 毛の倒れている方向があるので、揃えないと見た目が綺麗に見えない
- 人工芝は1m×10mのロールなので、継ぎはぎしてつくる必要がある
- 中途半端なサイズの時に、資材が余ってしまう事があり、もったいない時がある
とデメリットも書いてみました。人工芝の特性なのですが素材が樹脂なので、太陽光を浴びて熱を帯びると膨張して伸び、逆に日影になると、縮むため伸びた場所と伸びていない場所の差で、しわができます。しわができると綺麗に見えなくなりますが、太陽が当たらなくなるとまた自動的に元に戻ります。
と万能ではない人工芝ですが、それでもメリットが上回ると思われる方はぜひ、ご採用頂ければ幸いです。
天然芝は天然芝でいい所もあります。例えば
- 水が通っているので、夏涼しい
- 成長するので、つながっていくので綺麗に見える
- 自浄作用があるので、匂いが爽やか
- 肌触りが、やっぱり本物
- わんちゃんや猫ちゃんが本物なので、かなり喜ぶ
- 芝生でアーシングができる(健康志向の方向けですが)
と、色々いい事もありますので、メリットと、デメリット両方を考えてぜひお選びください。
メリットもデメリットも、よくわかった!
よし、やっぱり人工芝だ!!
という方、人工芝のお勧めについては、過去のブログでご紹介しておりますので、
またご覧頂ければ幸いです
「最近人気の人工芝ですが、おすすめは?」ご紹介ブログ
それでは、これからの夏に備えて、お庭を快適にしていきましょう!
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