こんにちは、気温がずいぶん落ち着いてきて涼しい秋の様子になってきましたね。
秋になったら夏とはちがってみなさん、外で過ごせる時間も増えてきているのではないでしょうか?
さて、今日はお庭作りで大切なポイントがいくつかありますので、そのうちの一つをご紹介します。
お庭を使う空間にするならウッドデッキか?タイル石張りのテラスか?
みなさま悩まれると思いますが、今日はその中でも『勾配(こうばい)』についてお話したいと思います。
勾配というのは、お庭、外構においてとても大切な要素です。外構での勾配とは雨水を流すための角度を付けた状態のことを言います。
ウッドデッキの場合は水平に作っても床板と床板の間に隙間があるので、水たまりについてはあまり気にならないので、勾配をつくる必要はありませんが、タイルや石を張った土間にすると、大きな水たまりができてしまうため、勾配をあえて作るのです。
上のお写真を見て頂くと、ウッドデッキの手前は段差が結構あるのに対して、奥の方では段差がほとんどなくなっています。
これは人工芝の方向に向かって勾配を作った結果になります。
ではもしも、勾配を作らなかったらどうなるのかというと、雨のあと乾燥するまで水がたまり続けます。その結果、黒いカビが生えたり、藻が生えたり、白華現象を起こしたりと色んな不具合が起こります。
駐車場やアプローチなど外の床面は実は基本的に勾配を作ることが基本になります。
よく車を停めやすいように水平にした方がいいのではないかと思われる方もいらっしゃいますが、車を駐車する時、そんなに気になるほどではありませんし、歩いていてわからない程度なので、長い時間を使って頂くためにも勾配は大切な要素なのです。
もしもお庭作りをご検討されておられましたら、ぜひこの『勾配が必要である』という認識をもってプロのデザイナーとよく相談の上、素敵なお庭を作っていきましょう!
次回も大切な要素についてお話したいと思います。お楽しみに!
2023.05.15
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