土間コンクリートについて知ろう!
さて、第2回目の外構エクステリアについて知ろうは「土間コンクリート」について、お話させていただきます。
外構エクステリアで、頻繫に使われる、この土間コンクリート。
あまり聞きなれない「土間(どま)」という表現ですが土間とは外構エクステリアでいう所の、「床面」の事を「土間」と呼びます。
昔は家の中にも土間スペースというものがあって、そこは主に現在のキッチンの役割を果たしていました。
現在でも飲食店の厨房は、「土間」になっている事が多いです。
さて、外構エクステリアでは、コンクリートの用途は駐車場の土間以外に、ブロックの基礎やコンクリート打ちっ放し擁壁造の躯体(本体)として使われます。
そもそも、コンクリートって何でできているでしょうか?
コンクリートは、 セメント、砂、砕石、水 を練り混ぜて出来上がります。
よく似たものとして、モルタルと言われるものがありますが、モルタルは セメント、砂、水 を練り混ぜて作ります。
さてさて、お話を土間コンクリートに戻しましょう。次の写真をご覧ください。
土間コンクリートは基本的に鉄筋ワイヤーメッシュを入れて打設します。
これはコンクリ-トが圧縮(押される力)に強いが、引っ張る力に弱いためです。
駐車場どで使う場合は、特にこの『鉄筋ワイヤーメッシュ』を使って打設します。
*弊社ではアプローチなどの下地でも使用します。
コンクリ-トはアスファルトに比べて長持ちし、何十年もお使いいただけます。
駐車場は車という1本のタイヤに1トン近くの重みがかかる場所になりますので、強度の強いコンクリ-トは重宝しますね。
しかし、メリットデメリットもありますのでご紹介いたします。
<コンクリ-トのメリット>
- 駐車場として使える
- 長持ちする(中の鉄筋が錆びるまで朽ち果てることはない)
- 草が生えてこない
- ゆるい勾配(傾斜)で雨水が流せられる(俗に言う2%)
- 固める素材としては、コストが安価
<コンクリ-トのデメリット>
- 乾燥収縮による、ひび割れが発生することがある
- 蓄熱作用があるのと新しい間は白いので、夏に照り返しで暑いのど、夜に熱く空気を温めてくれてしまう。
- 無機質な感じがする(インダストリアル(工業)感が出る)
- 汚れやすい
- 生ものなので、その時その時で色が若干違う。
と、色々あります。私としては外構の駐車場としてはコンクリ-トは優れていると思いますが、お庭の中を全面コンクリ-トっていうのは、デメリットが多く感じてしまいがちなので、ちょっともったいないかなと思います。
外構のリフォームなどご検討の際にご参考になさってください。
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