外構で人気のタイルテラスって何?
第6回目の外構、エクステリア講座は『タイルテラス』について知ろう!です。
ウッドデッキについては、第5回でお話させていただきましたが、今回は人気のタイルテラスについてのお話です。
タイルデッキと言ったり、タイルテラスと言ったり、人によって呼び方は色々あるようですが、お庭の部分を楽しく使えるようにタイルを用いて外部の空間を作る方法です。
タイルテラスってどんなものか見てみましょう。
例えばこんな感です。作り方は
- ブロック材で基礎を作って、囲う
- 中を土で埋め戻す
- 下地のコンクリートを打設する
- タイルを貼って仕上げる
という流れになります。
タイルデッキっとは同じものという認識でもいいのですが、ここではあえて、違いをお話させていただきます。
仕上がりの見た目は同じようなものではありますが、一応業界的にはタイルデッキとはリクシルさんが作っているウッドデッキのタイルバージョンの事をさしまして、ウッドデッキのような骨組みがアルミで作られていて、タイルの下は空洞になっています。
下地骨組みの上にタイルを置いて、接着剤で貼って仕上げる
という方法になるのが、タイルデッキになります。
このような構造になっていまして、下が空洞で空いています。
大きさが60cm角のタイルを置いていく方法になりますので、60cmの倍数で設置できるお庭には使えるデッキです。
いい所はタイルの下が空いているので、床下換気口を塞がない所です。
タイルテラスの埋め戻す方法だと床下換気口より高さを上げると換気口を塞いでしまうので、換気口がふさがらないように空気抜きを作ったり、テラスエッジという細いグレーチングを使ったりして工夫する必要がありますが、こちらは気にせず設置できます。
ただ、色が今の所3種類のタイルから選ぶ事になるので、60cmの倍数で設置できるお庭なのかと、色の制限があるのもOKなのかがお選び頂けるか否かの条件になります。
さて、お話をタイルテラスに戻します。
タイルテラスのメリット
- バーベキューをするとき、火の粉が飛んでも燃えない。焦げない。
- 食べ物を落としても、水と洗剤で綺麗にお掃除できる(特に焼肉のたれや、油など)
- 草が生えない
- 重いものを載せても大丈夫(お子様のビニールプールなど)
- ウッドデッキよりも表面温度が低い
- 下が詰まっているので、虫や動物の巣になる心配がない
- ペットがおしっこをしてしまっても、水や洗剤で洗えばすぐに綺麗にできる
があります。
タイルテラスのデメリット
- 雨の日に滑らないように、外用タイルを使う必要があるので、表面がザラザラしている
- 下が空洞ではないので、床下換気口を塞がないように工夫がいる
- 基礎を作って、埋め戻して、と作業工程がたくさんになるので、ウッドデッキに比べて工事に時間がかかる
- 下地はコンクリートで固いため、寝転んで使うというよりも、履物を履いてイスに座って使う方法になる
- デッキと違って隙間がないため、雨水を流すための勾配がいるので、床が真水平ではない
があります。
タイルテラスは次の使い方をされる方にむいています。
- お庭でバーベキューがしたい
- ペットを飼われている
- お子様のビニールプールをした後、水の処理を栓を抜くだけにしたい
- 床下に動物や虫が入って欲しくない
- 寝転ぶことはないので、基本イスに座って使うつもり
など、用途によってお選びいただけると良いかなと思います。
最後にタイルテラスの事例をご紹介させてもらって、終わりにしたいと思います。
こんなウッド調タイルもあります。
みなさんは、お庭をどんな使い方されたいですか?
お庭をもっと活用したい方は、ぜひご相談くださいね。
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